ダイバーシティ・アテンダント協会は、検定はもちろん、その他にもいろんな特性を持つ人たちが心地よく活動したり暮らせたりする社会を広げるために、様々なセミナーや体験研修、ビジネス研修を行っています。
その講師を務めるノーマライゼーションを基本としたユニバーサルデザインやダイバーシティの推進を理念に持つ方々です。
内山 早苗 Sanae Uchiyama
一般社団法人ダイバーシティ・アテンダント協会 代表理事
株式会社UDジャパン 代表取締役/特定非営利活動法人ユニバーサルイベント協会 代表理事/特定非営利活動法人障がい者就業・雇用支援センター 顧問/社団法人日本イベント産業振興協会 理事/独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構 雇用管理サポート事業協力専門家
明治大学文学部卒業。出版梓会、福村出版等にて教育・心理学分野の企画編集を行う。1977年、出産のため退社。 1983年、子育てしながらフリーランスで仕事再開。日本能率協会の外部編集スタッフとなり、主に企業の人材教育、生涯教育の企画・編集・研修を行う。
1990年、有限会社内山工房(現 株式会社UDジャパン)を設立、代表に就任。2001年、特定非営利活動法人(NPO)ユニバーサルイベント協会を設立、代表理事に就任。2016年、一般社団法人ダイバーシティ・アテンダント協会を設立、代表理事に就任する。
人材育成を通して、多様な特性を持つ人々が活き活きと共に働ける環境づくり、商品・サービスづくりの普及を目指す。
松森 果林 Karin Matsumori
聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐユニバーサルデザインアドバイザー/NHK Eテレ「ワンポイント手話」出演/元内閣府障害者政策委員会委員
小学4年で右耳を失聴、中学から高校にかけて左耳も聴力を失う。筑波技術短期大学デザイン学科卒業。在学時代、東京ディズニーランドのバリアフリー研究をしたことがきっかけで「ユニバーサルデザイン」を人生のテーマとする。(株)オリエンタルランド等を経てフリーランスへ。
聞こえる世界、聞こえない世界両方を知る立場から講演、大学講師、執筆等を中心に、分かりやすい情報の伝え方やコミュニケーション、利用しやすいモノやサービスのアドバイスを行う。
- 地域のママ友を集めた「井戸端手話の会」を2003年より主宰。この活動に対して2010年「あしたのまち・くらしづくり活動賞」振興奨励賞受賞。
- 「においで危険を知らせる装置」のアイデアを発案し、「ワサビのにおいで知らせる火災警報装置」の商品化に参加、イグ・ノーベル賞受賞(2011年)に貢献。
- 1998年より「CMにも字幕を!」と提案し、調査や啓発活動を行う。
著書に『音のない世界と音のある世界をつなぐ~ユニバーサルデザインで世界をかえたい!』(岩波書店)、『誰でも手話リンガル』(明治書院)、共著に『ゆうことカリンのバリアフリーコミュニケーション』(小学館)、『“音”を見たことありますか?』(小学館)等。
ブログ「松森果林UD劇場~聞こえない世界に移住して」
アダム・フルフォード Adam Fulford
有限会社フルフォードエンタープライズCEO
1981年に来日。NHK関連団体のランゲージコンサルタントとして、数々の番組の翻訳、ナレーション、制作に従事。外国人観光客向け観光戦略やシステムづくりのアドバイザーとしても活躍。「日本全国の老人の記憶を世界遺産へ」というプロジェクトを進めている。異文化コミュニケーションを進める上で「相手を想う心」という日本文化のDNAが大事な鍵を握っていると確信しつつ、今後とも日本の多様な地方に埋もれてしまっている宝物を外国人と日本人と一緒に発掘していきたいと思っている。
松村 道生 Michio Matsumura
Blindelux 代表/
ドリームナビゲーター横浜 代表
静岡県出身。地元盲学校小学部卒業後、中学・高校を都内の筑波大学付属盲学校に学び、産能大学経営情報学部卒業。大学在学中より視覚障がい者同士で結成したバンド「ALMA」(あるま)でプロミュージシャンとして活動する一方、五感とコミュニケーションをテーマにしたイベント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」にて副代表を務める。また平行して障がい者におけるICTの有用性、ユニバーサルデザイン、ダイバーシティとイノベーションなどをテーマに活動。
2003年ALMA解散後、特例子会社勤務、ダイアログ・イン・ザ・ダーク 副代表、(株)インクルーシブデザイン・ソリューションズ 取締役を歴任。
現在は各種講演、パソコンボランティア団体代表、横浜市の視覚障がい者向けIT講習会講師、触知図作成など、多方面に活動中。
柳 匡裕 Masahiro Yanagi
一般社団法人ありがとうの種 代表理事/ろう者/
スープカフェ「−Social Café−Sign with Me」代表
手話でいきる子どもの学習塾「あ~とん塾」代表。
グラフィックデザイナーや車両研究開発、障害者就労支援業を経て、障害者の就労に対する厳しい現実を体感。障害者が「ありがとう」と言われ、自尊心をもてる社会の実現を目指し、起業してスープカフェを開業する。現在は3つの大学で非常勤講師も務め、聴覚障がい児のための学習支援も手掛けている。
飯塚 佳代 Kayo Iizuka
手話通訳士/
特定非営利活動法人ユニバーサルイベント協会理事
2000年より手話通訳活動を開始。病院や学校等の公的機関の他に、企業やイベントなどでも手話通訳や手話指導を行う。また、手話による聴覚障がい社員向け研修や、ダイバーシティ、ユニバーサルデザインに関する手話通訳や研修講師なども行なっている。第22回デフリンピックデフバレー女子日本代表チーム専属通訳者。
杉野 政広 Masahiro Sugino
Helkel 代表
東京農工大学卒業後、住宅機器メーカー勤務を経てスノーボードショップ「MALS16」を立ち上げる。2009年3月にスノーボード競技中の事故で頸椎を損傷し、車いす生活となる。介護や機能性のみを追求した車いすユーザー向けの商品に疑問をもち、デザイン性もプラスした商品開発、販売を行う。また、よりユーザー目線での車いすのお出かけ情報サイト「お出かけHelkel」の作成にも取り組む。大手IT企業の人材育成の場で内山氏と出会い、以降ユニバーサルキャンプ、講演依頼などで交流を続ける。
髙桐尊史 Takeshi Takagiri
手話講師/大学非常勤講師/国際手話通訳/盲ろう者の通訳介助
大学卒業後、NEC関連会社勤務を経て、NPO手話技能検定協会前理事。
「デフパペットシアターひとみ」人形劇団の旗揚げに関わり、代表を務め、「NHK聴覚障害者の時間」などに出演。パントマイムやサインマイムも得意で、幅広い演技技術を持ち、数々のステージにて活躍する。数本のドラマで主演俳優に手話指導を行うほか、地域手話講習会、大学、専門学校、カルチャーセンターなどでも手話講師を務める。表現力豊かな手話に定評があり、熱心な指導が評判。放送局より口話の読み取りを依頼され、字幕演出に携わる。また、講演、大企業での聴覚障がい者向けの研修の講師など、手話指導以外にも多岐にわたって活躍中。大学で非常勤講師も務めている。