ダイバーシティ・アテンダント検定って何?
ダイバーシティ・アテンダント検定(以降DA検定)は、販売、飲食、観光などのさまざまなサービス産業で働く皆さんを対象とした検定です。
街を行く2人に1人が、何らかの不便を感じていると言われています。
例えば、日本語の案内板が読めない外国人、子どもから目と手が離せない親、公衆トイレに入りづらい性的少数者、長く速く歩けない高齢者、動きに制限がある妊婦、見えない・聞こえない・車いすを使う障碍者、など。
最近は、このように不便さがあっても、自由に買い物をし、カフェでお茶をし、旅行に出かけて宿泊するようになってきました。
しかしながら、店頭を訪れるいろいろなお客さまに、第一線で働くスタッフの方々は、適切な対応ができているでしょうか?
断ってはならないはずの盲導犬の入店拒否、入れ墨文化に誇りを持つ海外からのお客様の入浴拒否、車いすを使用するお客様の乗車拒否・・・。
こうした間違った対応を行うと、SNSなどの口コミが瞬く間に広がり、大きなダメージを受ける時代となりました。
また、2016年4月にできた「障害者差別解消法」に違反する危険性もあります。
一方、不便さを理解したスタッフ(=アテンダント)が、快適なサービスを提供できれば、多くの「多様性(=ダイバーシティ)を持つお客さま」は、リピーターとなってまた訪れてくれるのです。
店舗にとってはもちろん、自分自身にとっても、大きな強みとなると考えます。
ぜひ多くの方が、多様なお客様への理解とその対応について、今一度、正しく学んでいただければと願い、この講座を開講いたしました。
私たちはこのダイバーシティ・アテンダント検定を通し、日本のサービス産業が新たな飛躍を遂げてくださることを願ってやみません。
検定の流れ
「受講」「本試験の実施」「認証」 の3ステップです。
受講
事例やコラムでわかりやすく、いつでもどこでも学べるテキスト(スマートフォン学習も可)で自分のペースで学べます。対策セミナーの受講もできます。
本試験の実施
50名以上の受験生がいらっしゃる企業や団体による集団受験や研修受験も可能です。また、業種に適合した試験問題を作成できます。
ICTの基本サービス提供&ショップ・施設認証
検定合格者はUDトークなどのICT基本サービスを利用してアテンダントしていただけます。検定合格者が一定水準以上在籍する施設や店舗は認証を受けられます。
ITサービス
ダイバーシティ・アテンダント検定合格者は、ITソシューション基本サービスが利用できます。また、必要に応じた様々なオプショナルサービスもございます。
ITソリューション基本サービス
- UDトーク
- 音声認識技術を使うことにより、リアルタイムで多言語の字幕を作成することができます。
講演者が字幕の出方を確認しながら発話を編集者と合わせていくことによって、情報量が多く正確な字幕を内製できます。また、一人でも、字幕を修正しながらのリアルタイム作成が可能です。 - UD手書き
- 「UD手書き」はUD=ユニバーサルデザインを取り入れた誰でも簡単に使える手書きメモアプリです。 誰にでも使いやすく、アプリを立ち上げればすぐに使える。普段のメモやラフスケッチに使えるのはもちろんのこと、 お子様とのお絵かきや、会社で社内のグループミーティングでもお役立ていただけます。
ITソリューションオプショナルサービス
- 遠隔通訳サービス
- 受付・窓口・店頭とコールセンターをインターネット回線を用いてテレビ電話でつなぎ、聴覚障碍者の通訳を行います。
聴覚障碍者に対しては、手話とパソコンによる即時字幕で、店員の言葉をお客さまにお伝えします。 - 音声コードサービス Uni-Voice
- JAVIS(日本視覚障碍情報普及支援協会)が開発した、漢字を含む文字データを約800文字記録できる、携帯電話対応2次元バーコードです。音声コードをカメラで撮影して文字データを読み取り、表示や保存ができます。
合格特典
- ダイバーシティ・アテンダント認定証
- 名刺サイズのカード。名刺にマークを入れることもできます。あなたの実力を証明します。
- ダイバーシティ・アテンダント検定認証取得者の有する資格概要
- DA認定バッチ
- 襟や胸元に止められるピン仕様。店頭での、あなたのキャリアが示せます。